家がだんだんと傾き、なんと隙間から風が・・・
住まいの老朽化に加え、地盤の欠点から建物に致命的な問題を抱えてしまったK様邸。地盤改良と建て替えを余儀なくされ、2回目の家づくりが始まりました。Kさんの場合、多くの方が経験するような、住宅展示場を見て廻ったり、住宅雑誌を読んで参考にするようなことはなく、プランニングから照明器具ひとつに至るまで、全面的に施工会社にお任せ頂くことになりました。
車1台買ったつもりで、太陽光発電を導入
しかし、住宅を建てるときに絶対叶えたいことや、取り入れたいシステムがありました。それは菊地さんが20歳代の頃に植林した杉を建築材料として利用することでした。残念ながら製材コストの関係で多くは活かせませんでしたが、大黒柱や付け鴨居などに採用することができました。
そして、太陽光発電を取り入れたオール電化住宅であること、雨水を再利用できるシステムを取り入れることなど、エコロジーな住まいにすることでした。実はこのコンセプト、中国戦国時代の思想家で知られる「墨子」の節用篇にある「実利を増やさない住居はこれを排除する」ということが基礎になっています。国を富ますには、利益にならないものを止め、人口を増加させ、質素倹約するのが大切である。個人の暮らしもまた同じだという考え方です。
銀行に預けるよりずっと稼いでくれる太陽光発電。電気代も少なくて大変助かるとの事。 |
鴨居には自ら植林した杉材を使用。 |
玄関にもご主人が育てた槐(えんじ)の木を使用。 |
好きなことをしながら、体を動かすことが健康の秘訣
奥様は家庭菜園が趣味で、自宅から徒歩で15 分離れた畑まで、健康維持も兼ねて毎日徒歩で通っています。畑では野菜の他、かぼちゃ・サツマイモ・ニンニク・落花生・玉葱など無農薬で栽培し、食卓に取り入れています。毎日家庭で出る生ゴミを畑のコンポストで堆肥化してリサイクルしたり、家庭から出るゴミの分別がすぐ出来るような工夫をしたり。家のいたるところで無駄に資源を使わずにいかに生活しやすくするかを追求する試みがされているのが分かります。
「こんなケチな生活が基本です」とユーモアたっぷりのご主人。健康と環境、持続可能な社会生活を心がけるLOHASな生活スタイルを実行しているKさんです。
大容量の蓄熱暖房器のあるリビング |
雨水も大切な資源。主に植木の水やりに使用。 |
冬は2階から来る冷気をカーテンで遮断。意外と効果抜群。 |
マイホームDATA
- 家族構成:夫婦+1男
- 敷地面積:332.04㎡
- 延床面積:168.59㎡(50.89坪)
- 1階:115.72㎡ 2階:52.87㎡
- 構造:在来木造
- 竣工:2006年7月
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